宝塚のダンスってジャンルで言うと、なにダンス？

近年の宝塚の舞台で踊られているダンスは、色々なジャンルのダンスが使われていますね。大まかにいうと、やはりジャズダンスでしょう。ステージダンスとも言われます。

ジャズダンスとステージダンス

ジャズダンスとは諸説ありますが、「フリースタイルのダンス」という意味であるともされています。そして、ダンスの中でも比較的歴史も深いです。

その中でもステージダンスとは、「観客に見せるために舞台の上で踊るショーとしてのダンス」のことです。

宝塚ダンス

宝塚では、お芝居やショーの中で独特の振り付けで踊られることもあり、娘役や男役振りなどもあることから「宝塚ダンス」というジャンルがあると言っても過言ではないでしょう。

そして最近では、モダンダンスやコンテンポラリー、タップダンスなどの色んなダンスも取り入れられています。ヒップホップなどのストリート系ダンスの場面もあったりしますので、宝塚の生徒たちは、豊富なジャンルをこなせないといけません。

ですが一般的には、娘役さんのエレガントダンスや、男役の燕尾服ダンスなどが宝塚ダンスですよね。どちらも、より女性らしく、よりカッコよく見せるように「見せ方」の訓練をしていきます。

見せ方・・・というところが、他のダンスとは違ってくるものでしょう。上級生から受け継がれた型を、しっかり身につけていくのです。

それの真逆に位置する、ストリートダンスとされるヒップホップ系などは、元々は路上で踊られることから始まり、自分たちで楽しむことやその場を共有するためのダンスなのです。

今では、その色んなジャンルを分け隔てなく取り入れていく講師も多いし、くっきりと分けられない部分もあるというのも現実にはあります。

少なくとも宝塚ダンスは、分かる人にはビビッとくる、特別なダンスであることは確かのようです。