【インタビュー】子供の頃からバレエを始めるメリットとは?

自由が丘でバレエ・ダンスのレッスン教室「セーラーズスタジオ」を開催されている、莉理せいらさん。前回は大人からでも楽しめるバレエについてインタビューさせていただきましたが、今回は子供のバレエについてお話を伺います。よろしくお願いいたします。

莉理せいら(以下、莉理):よろしくお願いいたします!

まず子供のバレエといえば、よくある質問として「何歳からバレエを始めるべきなのか?」があると思います。この件についてはいかがでしょうか。

莉理噂では(笑)3才からバレエをしないとダメ!みたいな雰囲気があるようですが、間違っています。

絶対に何歳から始めないといけないというのは有りません。

年齢によって学べることは変わってくるので、本人が興味を持った時、または保護者の方がやらせたい!と思った時ですね。

保護者の方が焦って早くから始めようとしても、本人のやる気や興味が湧かなければ、バレエを好きで続けていくのが難しい面もありそうですね。

莉理そうですね。バレエの本髄を分かって始める子供は誰一人としていません(笑)

キレイなお衣装が素敵だなとか、バレエアニメで見て憧れたとか、なんとなく面白そうとか、結構ゆるーい感じから始める子供がほとんどですよ。

始めの一歩を踏ませてあげられるかというところですよね。

子供とバレエに関してよくある質問として、ほかに「体系がぽっちゃりだったり、柔軟性がなくて固い子供はバレエを習うのは難しい?」というのもありますが、この点はいかがでしょうか。

莉理バレエを始めるのに体系は関係ありません。逆にバレエをすることで、姿勢が良くなり体系も変わってきますよ。

そして固くても大丈夫です。生まれつきの骨格も関係しますが、バレエレッスンをやっていくと柔軟性は必ず出てきます。本気で柔らかくしたい生徒は、レッスンでやっているストレッチをご自宅でも毎日していますね。

「身体が固いのでバレエは向かないのでは……」というのは、保護者の方も心配になってしまう要素かもしれません。バレエをしながら、しだいに柔軟性が身についていくということですね。子供からバレエを始めるメリットとして、ほかにどのようなことがあると思われますか?

莉理スポーツや他のダンスですと難しいですが、バレエレッスンでは左右対称に身体を使っていく訓練となるというのが一番のポイントではないでしょうか。

そして、クラシックバレエは、全ての踊りの基本になります。

姿勢矯正や柔軟性アップできるレッスン内容で、音楽に合わせてやるのでリズム感も養います。そしてバレエは表現力も大切なので、感受性をより一層高められるので、小さいうちから自分を表現する癖を付けられるのはおすすめポイントですね。

リズム感や表現力を、子供のうちから養うことができるのは、たしかに大きなメリットといえそうです。

莉理そして仕草や立ち姿も綺麗になります。柔軟性はもちろんですが、バレエには音楽が必ずあるので芸術性も育まれますね。また、バレエレッスンはグループレッスンとなるので、レッスンで必要な礼儀作法を学ぶことによって、思いやりや集中力も養うことが出来ると考えます。

バレエを習うことでバレエ自体が上手くなるのはもちろんのこと、そこから派生して様々なスキルや教養を身につけることができるわけですね。子供の頃から音楽に親しむことができれば、その後に長く続く人生が豊かになりそうです。

莉理音楽に触れることはとても大切だと私は感じています。

バレエの場合は、ただ聴くのではなくて、心で感じて身体で表現していきます。難しく聞こえるかもしれませんが、子供たちの感受性は素晴らしく、イメージを伝えると講師が思っている以上の表現をしてくれることは多々あるんです。少し恥ずかしがり屋さんの子も、好きな音楽が流れると自然に踊りだすことも。

音楽に助けられています(笑)

そういったメリットも踏まえて、保護者の方が子供にバレエを習わせようと考えるケースも多いかと思いますが、子供本人が興味を持っていないとなかなかレッスンにも身が入らないのではないでしょうか。子供がバレエに興味を持つきっかけというのは、どういったものが考えられますか?

莉理たしかに、保護者の方がバレエに興味があっても、子供本人がイマイチ好きかどうか分からないってことがあります。

本当のところは、やはり生の舞台、観劇鑑賞をすることをお勧めしたいところですね。

ですが、なかなか機会が無いという方も多いのが現実です。

生徒の中では、アニメでバレエを知った子や、雑誌などの写真を見てキレイなお衣装に憧れてとか、運動会の学年ダンスが楽しくて何か踊ってみたいとか・・・そんな何となくのイメージや興味から始めるパターンがほとんどです。ディズニーショーやミュージカルなどを観て憧れてという子もいますよー。

やはり「自分もやってみたい、踊ってみたい」という気持ちや憧れは大事ですね。ところで、子供がバレエを始める場合、保護者の方はバレエ教室選びでも迷われることが多いと思います。子供が楽しくバレエのレッスンを受けられるために、どのようなことに気をつけて教室を選ぶべきでしょうか?

莉理お教室の雰囲気や先生との相性は大切ですね。それと同じくらい大切なのは、「通いやすい環境」と「稽古場の環境」です。何よりも続けることが大切なので、ご自宅から通うのに無理の無い場所であるか、成長した時に一人で通える場所かなどを考慮するべきです。

確かに、教室の場所が遠かったり、何本も電車を乗り継がないとたどり着けない場所だと、子供が継続してレッスンを受けることは難しそうです。

莉理また、稽古場の環境については、とても重要ですね。床の状態や大きな鏡があるか、そしてある程度の広さも必要です。踊るための環境が整った場所でやらないと身体に負担がきますので、ケガにも繋がります。

成長期の子供たちには特に気を付けてあげて欲しいと思います。

教室を選ぶときは、体験レッスンなどを通して、稽古場の環境もチェックすると良さそうですね。体験レッスンといえば、そもそも、バレエのレッスンではウェアや髪型をどうすればよいのか不安に思われる保護者の方も多いようです。どういった準備をしておく必要がありますか?

莉理バレエをする時は、レオタード、タイツ、バレエシューズが必要ですね。

お店や物にもよりますが、3点で1万円程度で購入可能かと思います。

髪型は、シニヨンというお団子スタイルが一般的です。でもセーラーズでは、普段のレッスンでは顔にかからないようにまとめれば大丈夫です。

レオタード、タイツ、バレエシューズの3点セットが最低限必要になるわけですね。バレエシューズの話題が出ましたが、バレエといえばトウシューズというイメージを持たれている方も多いと思います。トウシューズを履くのはどのくらいの時期からになりますか?

莉理個人差が有りますが、筋力と柔軟性、そして身体の成長段階も見ながら判断します。

トウシューズは間違えた立ち方をすると足の形が変形したりするので、絶対に何歳になったら履くという風にはスタジオでは決めていません。

たしかに、あまり早い段階からトウシューズを履いてしまうと、姿勢が定まらない気がします。その時がきたら先生からアドバイスをいただけるということですね。さて、子供がバレエを始める場合の教室の選び方や必要なもの、髪型などについてお話をいただきましたが、子供から始める場合のバレエのレッスンはどのような内容になるのでしょうか?

莉理基本は、バーレッスン、ストレッチ、センターレッスンとなります。

年齢によっても変わってきますが、バーレッスンでは基本の立ち方やポジションを学びます。

ストレッチは子供の場合、残念ながらあまり人気が無いので(笑)

前向きに取り組んでもらうために、リズムに合わせてやったり、ゲーム感覚で目標をつくってみたりして少しずつやります。

確かに、大人と比較して、子供の場合は興味を持つことからしだいに広げていくことが大事ですね(笑)

莉理そうですね。

そしてセンターでは、スキップなどのステップやターンの練習、ジャンプをしたり振り付けに挑戦したりしますよ。たまに楽しくなりすぎて暴走スキップになる子もいますが(笑)まあ、何かを発散してるのかなーと思いながら見守っています。

そういえば、バレエのレッスンといえば発表会のイメージも強いかと思います。普段のレッスンのほかに、発表会が組み込まれている理由はどのあたりにあるのでしょうか?

※注:セーラーズスタジオの発表会は強制ではありません。

莉理踊りには路上でやるダンスもありますが、バレエは舞台で披露する舞踊です。

なので、普段のレッスンでも、正面に対してどのようなポジションを作っていくか、また目線なども重要です。

発表会とは、生徒たちのためのものであり、普段のレッスンの成果を披露する場です。

子供たちにとっては大きな目標となり、その目標が達成できた時には沢山の物を吸収できます。

舞台に立つ経験というのは、小さなものでも鮮明な記憶として残るように思います。

莉理ただキレイなお衣装を着て踊るということをさせたいわけではありません。

舞台経験をした生徒は、強い精神力と責任感も鍛えられます。人生にとって貴重な経験になってくれていると思います。

最後になりましたが、セーラーズスタジオの子供クラスを担当する先生たちは、どんな方でしょうか?

莉理セーラーズスタジオの講師は、宝塚歌劇団出身です。だからと言って音楽学校の様な厳しい指導なんてしませんので、くれぐれもご安心ください。

ただ、かなり大きな声です(笑)そして元気モリモリ。一人一人に向き合い、レッスン全体の流れではメリハリのあるレッスンを心掛けています。

いま、お話を伺っているときの莉理さんの声も、たしかに大きいです(笑)。本日はありがとうございました。

莉理おっと、失礼しました(笑)

ありがとうございました!(笑)

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