幼稚園から小学校入学の生徒たち、進級です♪

幼稚園の年長さんは、もうすぐ小学校入学ですね。慣れ親しんだお友達や先生とお別れして、また新しい世界に出発するんです。ウキウキわくわくするのかな。もしかしたら、緊張してちょっぴり不安な気持ちになったりもするのかな～。

セーラーズのジュニアバレエクラスでも、幼稚園生対象のジュニアAクラスから小学生対象のジュニアBCクラスへの進級が一番大切になってきます。なぜならば、やる内容もまったく変わってくるし、生徒たちに求めていく技術もかなり違うからです。その違いとは、難しいとか簡単とか、そんな単純な部類わけでは無くて、一つ一つの動きに対してどのように意識をさせて、鍛えていけるかってことですね。

今年度の進級する生徒たち、無事に全員進級できました♪なによりも、始めは保護者の方のほうが緊張されてる様子でしたが、生徒たちはとてもスムーズに進級出来たと思います。幼稚園生クラスとはまったく違う雰囲気なので、まだ様子をうかがいつつな感じですが、この調子でゆっくり慣れていきましょうね。

ところで、皆さんは何歳からバレエを始めるのが良いと思いますか？

色々な説がありますが、私の考えは何歳からでも遅いという事は無いです。小学生からバレエを始めても全然大丈夫です。中学生や立派な大人から始めても、しっかりこなしていける生徒もいっぱいいます。じゃあ、幼稚園生の時から始めるメリットってなんだと思いますか？

幼稚園生から始めるメリットは、五感を鍛える！これが一番だと私は思います。頭で理解したことを身体で表していくのでは無くて、感覚的に感じようとし、バレエを通して感性を鍛えていけるのではないかと。小さい子供ほど五感から感じるということは簡単だと言われています。なので、柔軟性やキレイな音楽に合わせて踊る楽しさを感じ、さらに心と身体でいっぱい感じてもらえるレッスンを心掛けています。

よく相談されることの一つで、「左右が分からない。右足をみんなは動かしているのに、自分の娘は左を出している。」これは、４・５歳の子供にはよくあることです。右手がこっちで左手がこっちって普段は分かっているのに・・・。踊るということは、ただ頭で理解していて、数をかぞえられるだけでは出来ないのです。

例えば「右に４つスキップをして右に１回まわって両手でキラキラする」という動作を曲に合わせてやるときに、頭で理解させて踊ろうとするのは幼稚園生の子たちには厳しいのです。なので、それを感覚的に身体で感じて動けるようにしていく訓練を、レッスンではやっていかなければいけません。それが五感なのです。

しかも、これらは２・３ヶ月では習得できず、しっかり身体に入ってくるのは個人差はありますが、平均的に２・３年はかかります。なので、根気強くレッスンを続けることも重要ですね。

そして、年齢があがるほど大切になってくるのは、気持ちです。ステキに踊りたい、もっと足をいっぱい上げたい、キレイにターンをしたい。そんな想いが強いほど上達していきます。なので、生徒たちみんなには、意欲をもって取り組んでいってほしいなーと思います。

春が待ち遠しい毎日だけど、まだまだ寒いです。そんな寒さも吹っ飛ぶ熱気のあるレッスンを皆で楽しみましょーね♪